これは1925年に刊行された「 Grundlegendes zur Erweiterung der Heilkunst Nach geisteswissenschaftlichen Erkenntnissen 」を元にしたお話です。
ITA WEGMANN (イタ・ヴェーグマン)という方との共著で、おそらく、日本では刊行されていません。
いつも書いていますが、これから書くことは私の独自の解釈であって原文を日本語に訳したものではありません。
今回は「治癒の手順」のお話です。
しつこいようですが、これから書くことは、上記の著作に書かれていたことに対する、私の独自の解釈であり、病気の治癒を保証するものではありません。
治癒過程を開始するには、生体内に物質を導入し、それが生体内の必要箇所に広がり、病態が徐々に正常へと移行していく必要があります。そのためには、人間の外にある自然界にどのような力の働きがあるのか、それを見通す必要があります。
では、そもそも病気とはどういう状態でしょうか。病気とは、本来、全体の働きに統合されるべき過程が、統合されずに独立してしまうことです。つまり、身体の中で何かが勝手に動き始め、全体の調和から外れてしまう状態です。このような過程は外的自然における過程と類似しています。言い換えますと、本来外界で起こるべき過程が体内で起こってしまうと、それが病気として現れるのです。
このような病的過程は、肉体あるいはエーテル体に影響を与えます。そうなると、アストラル体か自我組織のいずれかが、その代わりの働きをしなくてはなりません。本来、精神活動において自由に発達しているべき段階において、幼少期あるいは胎児期にまで退行して、肉体及びエーテル体の形成に関与しなくてはならなくなります。これは、自我組織及びアストラル体が、人生の初期に肉体やエーテル体に引き継いだ働きを再び行わなくてはならないということです。そうすると、自我及びアストラル体は、すでに役割を終えているはずの身体形成の働きに引き戻され、その時期に本来なすべき役割を行えなくなってしまいます。
例えば、腹部にうっ血が起こったとします。そこでは肉体とエーテル体が本来の働きを十分に行っていません。そのため、アストラル体と自我組織が代わりに介入せざるを得なくなります。そして、アストラル体と自我組織の力は消耗し、本来働くべき場所、例えば神経の形成などに十分に関われなくなります。その結果、身体の一部に麻痺が現れることがあります。
その治療には、アストラル体と自我組織の本来の役割ではない活動を軽減する物質を人体に導入する必要があります。植物体内で精油が生成される過程、特に花の開花期に関わる物質は、このような代替作用を持つとされています。また、リンを含む物質も同様の働きを持ちます。ただし、その作用が適切な場所で発揮されるように調整する必要があります。
炎症性皮膚疾患の場合は、アストラル体と自我組織がその部分で過剰に活動しています。その結果、本来内臓に向けられるべき働きが弱まり、内臓の感度を低下させます。その結果、肝機能の異常を起こしたり、消化不良を招いたりします。この場合は、ケイ酸(シリカ)を体内に導入すると、皮膚に集中していたアストラル体と自我組織の働きが軽減され、内臓へと働きが向かうようになります。これによって回復が促されます。
さらに、異常な動機の例を見てみましょう。この場合、血液循環においてアストラル体の働きが不規則になっています。その結果、脳に向かうべき力が弱まり、てんかんのような症状が現れます。この場合は、ラベッジという植物から得られるガム状の物質が有効です。お茶の形で摂取することで、血液循環に誤って使われているアストラル体の活動を解放し、脳への働きに戻す助けとなります。
しかし、すべての症例で、適切な診断が必要です。
最後の症例で言うと、血液循環におけるエーテル体とアストラル体の相互作用の乱れによって引き起こされる可能性があります。その結果として脳に症状が現れます。しかし、原因と結果が逆の場合もあります。脳系におけるアストラル体とエーテル体の活動のつながりに乱れが生じたために、血液循環の不規則性や心拍活動の異常が現れる場合があります。これらの場合は、全く違う物質を生体内に導入しなくてはなりません。
最後に、生体には欠陥を補おうとする傾向があります。身体のどの部分においても、何らかの原因で、肉体とエーテル体の働きが弱まった場合には、アストラル体や自我組織が、それに代わって過剰に活動することになります。それを、外部から誘発されたプロセスに置き換えてやることで、不規則性が一定期間人工的に調整されます。これによって、生体全体が通常の活動に戻り、病状が回復するのです。
今回はここまでです。
興味がありましたら、魂の夜明け(別館)の方もよろしくお願いします。