今回は、「生命現象の理解」というお話です。
通常、私たちは食物などの物質がそのまま体内で作用すると考えています。肉を食べると、身体の肉に、カルシウムの多いものを食べると、身体の骨になると思っています。しかし、重要なのは、人体外部の物質に観察される効果は継続しているのではなく、むしろその作用を克服する過程が起こっているのです。
例えば水素は、栄養として摂取される食物や飲料、そして空気、汗、排泄物の中にも見られるため、体内でも同じ状態で存在していると考えられています。「水素として現れるこの物質は生体内で何をするのか?」という疑問は問われていません。
炭素、酸素、窒素、水素などの原子は、生物の中にも無生物の中にも存在しています。しかし、その力の方向性が全く異なっています。無生物の場合は、地球から放射状の力を得て、地球と共存しています。生命を得たものは、単なる地球の一部ではなくなります。地球との共存から脱却し、地球外から地球へと流れ込む力に巻き込まれるようになります。
植物を見てみましょう。植物の中では、地球の物質が地球の中心から反対方向に放射されていきます。そのままでは地球の力の影響で分解し、無形になってしまいます。しかし、そのような動きは太陽や宇宙空間からの力の影響により変化します。地球の力と宇宙の力の相互作用により、植物は自らの形姿を保ち、成長していきます。植物と人間の違いはこの力を内包しているかどうかです。植物は太陽などの宇宙的作用が強い間は成長していきますが、夜など太陽の作用が弱まると、地球的作用の影響の方が強くなり、分解に向かっていきます。しかし、人間は胎児期から宇宙的作用をもたらす力を個別の形で体内に保持しています。植物は生涯を通じて、地球に向かって放射されるこの力を絶えず吸収します。しかし、人間は植物が世界から受け取るものを、自らの中から抽出します。この作用を行うのが、人間が個別的な形で保有しているエーテル体です。この人間のエーテル体は肉体と繋がっていて、夜間の太陽の作用が届かない時でも生命を与え続けます。したがって、人間が地球の力の影響に従うのは、エーテル体が肉体から離れる死んだ時だけです。
今回はここまでです。